稲刈り終わりました?2006

温暖な高知県について、子供時分の社会科授業では米の二期作が特徴と教わっていましたが、手間の割りに収量の期待出来ない二期作を今では見る事は有りません。しかし、他所に比べ暖かい時期が長いという事は、米の収穫時期を分散させて作る事が出来るという利点が有ります。私達が7月末に高知県幡多郡に移住した時も、家の前の田んぼではいろんな成長段階を見せる稲に戸惑ったものでした。

全国的には(沖縄や南九州も早いと聞いています)稲刈りには早い時期でしょうが、8月に入って案山子がちらほら見え始めると早速稲刈りの始まりです。まだこれから夏というのに稲刈りというのはずいぶん気の早いものですし、これでもう夏も終わりなのかなとちょっと物足りない気もします。

事務所の行き帰りに稲刈りの風景を見ていると、稲刈り機を使わない事に気が付きました。今の主流はコンバインという稲刈りと袋積めを一度に行える機械でそのほとんどが乗車タイプです。農業従事者の高齢化と兼業化による省力化要望から高価であってもコンバインに需要が集まっているようです。昭和40年代までは家族総出で稲刈りをし、その隣では田おこしと田植えが行われていた風景からは想像も出来ない事でしょう。

稲刈りの終わった田んぼを見てると、1年終わったなぁと思いますが皆さんはどうですか?しかしここ高知県ではまだこれから暑い日が続くのです。どうやら10月ごろまで残暑?が残るようです。

注)この記事は2006年8月21日(旧)兎屋ブログからの転載です。