
先週の足摺方面ツーリング以来、タンデムツーリングに目覚めた長男は、最近事有る毎に「また乗ろう」「また乗せてくれ」と言い寄ってきます。で、しんどいのと、一人で走りたいなぁの気持ちから「まあ 待てや」とか「ちょっと休ませてくれ」と言って逃げていました。
おとといの晩の(乗せろ攻撃)は、「明日はゆっくりさせてもらう!」の言葉で断固断り、ゆっくり昼寝をしましたが、夕べの(乗せろ攻撃)は逃げ切れず、「明日の朝決めるわ」と言うのが精一杯でした。
で、朝6:00目が覚め、頭をもたげて長男を見ると(どうせ寝てるに決まってるわ)なんとこっちを見てるではないか!(お~~~え~~~なんで見てるんやぁ)すぐに頭を下げて寝たふりをしたけど後の祭り、ニヤニヤしてる長男にうながされて先週に続き本日もタンデムツーリングになったわけです。
当初、宿毛から北上し、愛南町の御荘(みしょう)あたりまで走って引き返そうと思っていましたが、走り出すと気分が乗って、天気のいい国道56号は川沿い、海沿いを縫って走るのと車が少ないのもあってドンドン先に向かいました。そこで今日は宇和島市まで行き、田園地帯を抜け四万十中流の江川崎から南下する作戦に出ました。宇和島市は私の生まれたところで、12歳で離れている為、ほとんど知合いもいないのですが、わずかに宇和島駅前のI書店が親の代から懇意にさせて貰っているので、挨拶を兼ねて訪問する事にしました。

で、ここでトラブル。駅前でターンしようとちょっとアクセルを戻したとたんエンジンが停止してしまいました。?。まぁいつものトラブルなのであまり気にせず道端に寄せてキック始動をしましたが掛かりません。? GENランプが点いていないのです。と言うことは電気系です。バッテリーを1ヶ月前に交換したばかりなので怪しく思い見てみましたがどう見てもバッテリーが犯人のようです。
わたしのPANは50CCのスクーターのバッテリーなのですぐに調達出きるとタカを食っていましたが、それでも自分で故障箇所は発見したいと粘って見ましたがどうしても原因がわかりません。そこでI書店に先に挨拶に行き、十何年振りの再会をし、ついでにオートバイ屋さんを紹介してもらい、長男に後から押してもらいながらその店に向かいました。
絶対に私のオートバイに乗らない次男と違い、長男は赤ちゃんの時から、おんぶひもで乗せていましたのでオートバイは平気です。PANにも小学生低学年時分から乗せてるので(故障、エンスト)には慣れています。で、今日も暑い中あまり不平も言わず押してくれました。
オートバイ屋で一通り見ているうちに、おじさんが言いました「このマイナス配線切れていますが・・・・」!!!おおっそうだった!!切れそうだったから直そうと思っていたのを忘れていました。経年劣化と振動で配線がボロボロになってポリッっと切れていました。情けない・・・。これに気が付かないとは。まだまだ経験不足です。
で、長男に一言「オートバイって乗ってると早くて気持ちが良いけど、押すと重いやろ・・・・」モーニングに寄った喫茶店でテレビが東京で大停電だと言っています。へぇ~~~大変なこった。江戸川の電線一本切れただけで何十万人の人がエライ迷惑な事だなぁ。それに比べりゃ同じ電気トラブルでもこっちはマイナスの配線一本切れて500m押すだけなんて運がいいなぁ・・・・。
復活したPANで宇和島を離れたのが11:30、だんだん暑くなる道路をぶっ飛ばして、田園地帯を抜け、江川崎から四万十川中流を下ります。この川沿いの道は国道441と言って途中車の相互交通が出来ない狭路が沢山あります。しかし道は狭いけど横を流れる四万十川は立派です。後の席でニコニコの長男にあれこれ説明しながら家に到着したのが13:00過ぎ。しんどいと思って出発したツーリングですが、いろいろ有ってまあ良かったかな。
注)この記事は2006年8月14日(旧)兎屋ブログからの転載です。