タンデムツーリング(大岐浜)2006

一週間振りの日曜日

朝5:00起床、今日は先日友人親子と回った足摺方面へ行く事にしました。昨日「明日はPAN(57年式)に乗るぞ」と言うと長男がニコニコしながら「じゃあ俺も連れてって」と言うことで、2ケツでツーリングです。楽しい朝はすぐに目を覚ますお前って一体何者?と思いながら、まあワシも一緒だけどね・・・・。連日猛暑が続く高知県なので、朝のうちに回ろうと、PAN(57式)の有る事務所でサッと準備し、出発したのが6:00。四万十市から宿毛市(すくも)までは国道56号線で、ほとんど高速道路風なのでツマンナイ道です。でも、四万十川あたりから霧が発生し、ひんやりとした空気の中、気分は上々で、長男も後の座席で満足げです。宿毛市で左折し国道321号が今日のメインルートです。

右手に広がる宿毛湾を見ながら快調に走るPAN(57式)の前後に車は見当たりません。宿毛の分岐から7kmほどで高知県幡多郡大月町に入り、道は海岸線を離れ農村地区に入ります。この大月町の物件をたまたま私がインターネットで見ていた(本当は2008年信州八ヶ岳移住で決めていたのでしたが・・・・)のを、後から家内が覗き込みながら家内「ここいいね、どこなの?ここなら住めるかも」私 「えっ ここ高知県で、お前エエんか?」(2005年12月 兎屋辻堂店での事でした)から始まったのが、今度の移住でした。

結局同じ幡多郡の黒潮町に落ち着きました。そんな事を思い出しながら、(大月エコロジーキャンプ場)の看板が目に付いたので、偵察を兼ねて寄り道右折。キャンプ場は全然エコロジーじゃなく興ざめし、そのまま先日友人親子と遊んだ、樫西海岸を経てまた321号に戻り、有名な竜串海岸に向かいます。

最近PANの良さがわかってきた見たい♪  大月町と土佐清水市の境界線から竜串までは、ほんの8kmほど、右手の海はリアス式の海岸に変わり男性的な趣があります。この道は北海道の雷電海岸辺りを彷彿させ、あぁ~行きて~~~北海道!の気分に火がつきました。今年は移住のゴタゴタで北海道は無理っぽいです。

竜串海岸は砂浜が1kmほどで所々に岩場が有り、シュノーケルで子供でも楽しめる海岸として四国では有名です。が、まだ早い時間帯なので人影はありません。ここで長男はクマゼミの死骸をゲットし大事そうにポケットに仕舞います。モーニングを土佐清水市内で済まし、足摺岬はパスし次の目的地である(大岐海岸)に向かいます。

立派な雲でしょ!まさにポッカリ浮かんでます。  この大岐海岸はサーファー達憧れのポイントで、信じられないかも知れませんが、私も1回だけ先輩に連れられて大岐海岸でサーフィンをした事が有ります。まだ付近に何もない昭和56年の夏で、年は23才でした。

サーフィン初めての私と、先輩と先輩の彼女の3人しかいない海岸でボードを借りて自己流で3時間ほどチャプチャプしてるうちに、中腰で乗れるようになり、いきなり波打ち際まで持って行かれた時はうれしくて今でもその時の情景を思い浮かべる事が出来ます。

サーフィンとサーフィンを取り巻くファッションやスタイルも気に入っていたので、車とオートバイが無ければサーファーに成っていたと思いますが、車とオートバイとロックンロールとリーゼントに行っちゃったのでその後一度もサーフィンをした事はありません。そして今でも私はPAN(57式)に乗っています。

兎屋一家にとって玉虫は得点の高い昆虫です。 大岐海岸でかき氷を食べながら、長男にちょっとだけお話

  • 私 「サーフィンでもやって、あと釣りと採集をしながら生きていくのはええぞ、嫌かも知れんけんどちょっとはがんばれや」
  • 長男「そうだな。それもいいね」

大岐海岸の林でタマムシの死骸をゲットしたうれしい長男を乗せ、スピードを上げながら四万十市方面帰途に付きます。二人乗りで風が邪魔しますが、大きな声で「雲が立派だ」とか「ここに別荘でも建てるか?」とか「やっぱり川はええね」とか言い合いながら、だんだん暑くなり始めた国道を飛ばします。

事務所に到着したのは10:30、短い距離でしたが、気分の良い4時間半のツーリングでした。あとは家で昼寝でもしよう。 えっ子供達は午後からエビ採りですか! 実は昨日だけで39匹の手長エビを採集してまして(長男24匹 次男15匹)これで移住11日目で115匹の手長エビをゲットです。最近、兎屋エビ兄弟が通ってる川原ではいつも同じおじさんがエビのワナを仕掛けていますが、そのすぐ横でバンバン採ってるので悪いような気がします。・・・・・。

注)この記事は2006年8月6日(旧)兎屋ブログからの転載です。