何回行っても四国は遠いです。
先週14日に神奈川に到着しました。その日と翌日の土曜は仕事にならず、日曜日も一日家で寝てました。・・・・で今日からやっと本来のペースに戻ります。
兎屋紙バンドの原紙と加工は四国で行っているので、こうやってたびたび四国に赴くのですが、いろいろ私用が発生すると、更に四国へ行く頻度が高くなります。
!思い出しました。本州から淡路島を通り徳島で一度高速道路を降り、暫く走ってまた徳島道に乗って四国中央市へ向うのですが、今回うっかりして徳島(板野IC)を通過し、仕方ないので香川県の(引田IC)で降り、県道を経由し、国道377でひたすら西に向いました。下道が好きで、初めての道も好きなので、つまらない高速道はよして、人のまばらな平日の田舎の道を走ります。

国道377は徳島県と香川県の県境の香川県側をクネクネ走っていて、その峠越えはいかにも四国の山の中って所で、道は狭く見通しはききません。(カーナビが古いのでちょっと先で新しいトンネルが出来ていたのを知りませんでした)途中には 四国霊場「大窪寺」(88番)が有り、お遍路さんがちらほら歩いていました。そういえば今回の旅もそうですが、四国をあれこれ走ってると実に沢山のお遍路さんを見かけます。
団体でバスや大型ハイヤーでの巡礼もありますが、やはり雨の中などでひたすら「歩く」をされているお遍路さんを見るにつけ、その自由さにあこがれつつも人生の重みを感じてしまいます。歩きながらきっといろんな事を考え、また「歩く」毎日なのでしょう。
そうやって「歩く」所をわたし達に提供してくれた、空海さんに感謝してしまいます。いつかは歩いて88ヶ所を回って見たいとお遍路さんを見るたびに思います。88ヶ所回れば何か変わるかな?
国道377から国道193に入り、また国道377を通り、讃岐平野に出ます。そこからは国道32を少し走り愛媛に向う豊浜街道で四国中央市へ向います。地図で確認するとこの豊浜街道も国道377の表示がされていました。意外に長い国道377でした。
この豊浜街道は渋滞の讃岐平野をパスできるので昔からトラックドライバーに愛用されていた道です。まだ瀬戸内海大橋が出来ていなかった頃、愛媛の車はこの道を通って高松に向かい、そこから宇高国道フェリーで岡山県宇野市に上陸したものでした。今回ちょっとしたミスから20数年ぶりに豊浜街道を走りながら、学生時代の頃を思い出しました。景色はあまり変わっていませんでしたが、道はきれいになっていました。で、来週また四国です・・・・・
注)この記事は2006年4月17日(旧)兎屋ブログからの転載です。