再生紙使用なので?えっ! 2006

或るお客さんからお問合せを頂きました。

家内が電話に出て、紙バンド手芸で作品を作る際のアレコレのご質問にお答えしていたのですが、その中に「紙バンドは再生紙を使用しているので汚れが有ってもご了承ください。と言うような意味の事が書いてあるサイトがあったのですが、兎屋さんもそうなんですか」とお訊ねになった様です。

電話を切った後で家内から聞いたので、私がその件について直接お答えする事は出来なかったのですが、この様な事がどこかのサイトで謳われているなら、紙バンド手芸材料の誤解になりますので、説明をしておかなければならないと思いました。それにお客さん達に誤った情報や意識が付くのが恐いです。

全くそんな事は有りません。この場合 兎屋の事より、再生紙を使用してるので・・・・ の誤解を解くのが大事なので次にご説明します。


※紙バンドは再生紙を使用している・・・・?

兎屋の場合、「くらふと」と「しろ」は100%の再生紙です。(と言ってますが、本当かどうかはわかりませんし、特にこの事を追求する積りもないです)再生紙といってもいろいろ事情があるので詳しい話はこのブログのカテゴリーの中の紙の話をお読みになって下さい。因みに兎屋のカラー紙バンドは再生紙ではありません。100%バージンパルプです。私が知る限りで再生紙でカラー紙バンド(古紙の混入率が何%かは知りませんが)を作っている所は1社(静岡県富士市・・・・2008年現在、その会社は古紙パルプ混入のカラー原紙抄造は止めているようです。・・・・その製紙会社は2013年廃業しました。)だけですし、その紙バンドが汚れているとは思いません。むしろ落ち着いた風合いが出ています。・・・・と言うか?再生紙使ってたっけ?古紙の割合は?


※・・・・汚れが有っても・・・・。?

汚れは再生紙だから仕方ないという様な説明ですが、再生紙に罪はありません。汚れが付くのは紙バンド加工段階です。私は長い事 紙に関わって来たので紙がこのように悪者にされるのがかわいそうです。一体再生紙の何処が汚れの原因なのか聞いてみたいと思います。たぶん説明出来ないでしょう。


※・・・・ご了承下さい・・・・?

汚れが付く原因はわかっていますしその原因が容易に解決するとも思っていません。問題は汚れが出た紙バンドを正規品で販売するかどうか?の販売者側の姿勢にあると思います。兎屋紙バンドの場合、加工屋さんサイドで検品OKかどうかの判定ラインが高いのと(ロスが多いと言う事ですが兎屋の了解の上で実行しています)、最終小巻加工段階で、ちょっとでも気になるものが有ればドンドンB品にしてるので、汚れの確率は低いですし、仮にお客さんにその様な商品が届いた場合にもすべて兎屋の責任でお取り替えさせていただいています。要は、店売りであれ通販であれ自分がお客だったらどう思うかを一番に考えています。

決して 再生紙をいい訳の材料には致しません。今回のブログ記事についての疑問、ご質問、等御座いましたら兎屋までお訊ね下さい。丁寧にお答え致します。(兎屋 店主)

注)この記事は2006年3月30日(旧)兎屋ブログからの転載です。