お客さんから頂くご質問で、割と多いのに「どれくらい必要ですか?」というのが有ります。もちろん作品を作る際の材料となる紙バンドをどのくらい準備すればよいのか?と言う事です。そういう時、兎屋では”秤”を持ってご説明しています。お客さんがどんな作品を作るかはわからないのですが、「例として」と言う事で話を進めています。

仮に写真のようなシンプルなバックで説明します。高さは36cm(取っ手含む)本体:高さ22cm×底長さ31cm×底幅9cmです。説明はとても簡単です。完成品を秤に載せ、「大体の重さがわかるので、それに見合った重さの材料を準備すれば良いのですよ」当然お客さんはまだ作っていない段階でのご質問なので、完成品から重さを割り出す事は出来ませんが、大体の大きさはわかるはずですので、既にお作りになっている同じような大きさの作品を量ったり、お友達の作品の重さを量ってもらったりして、大体の重さがわかれば充分です。
このバックの場合、300gと200gの中間をさしてるので、まあ300g以下と言う事でいいでしょう。兎屋の場合12本仕立ての紙バンドは10mと30mの2種類で、それぞれ重さは100gと300gです。なのでこのバックを作る場合は、30m=300gを1巻準備すれば足ると言う事です。作品を作る時に個人差があるので何m有れば作れますとは言えないのですが、大体の目安で考え、余分に準備される事をお勧めします。個人差はご自分の経験で掴んでください。
尚、この方法はあくまで目安の分量を簡単に知る方法です。裂いて使う場合、紙バンドからのとり方が不経済だとへんなとり本数の紙バンドばかり余ってしまう場合が、まれに発生する時もありますが、細かく裂いて使う方法だといくらでも逃げ道は有ります。どっちにしても簡単に目安が付くので便利な方法です。お試しあれ。
注)この記事は2006年3月29日(旧)兎屋ブログからの転載です。