最近長男の雰囲気が変わりつつあります。心当たりは有ったり無かったりですが・・・・。
2月のある日、長男が「自転車買っていいか?」といきなり言い始めました。自転車は既に持っているので何故か?と訊ねたところ、今乗ってるのは「ダサイ、自分の小遣いで買うからいいだろう?」と言うのです。一体どんな自転車がいいのかと思っていたら。
ジャーン!!

ふつうのママチャリです。しかし本人にはこだわりがあるらしく、購入した当日は一人で市内の自転車屋をはしごし、たくさんのママチャリを比べ歩き、結局最初の店で予約をして手に入れた”こだわりの”の自転車と言う事です。
買った日から毎日ニヤニヤしながら夜またがって見たり、気が付いたら一人でふらっと居なくなったりしています。しかもその自転車のシートやハンドル位置を変えたり、・・・・荷台の後ろを曲げて見たりでご満悦の毎日です。ネジを緩めたり締めたりの為に、少しずつ工具も買い増ししてるようです。
自分で工具を使いあれこれやってると、改造をしてる気分に成ってるのでしょう。そういうところはわかりますが、なにもわざわざ新車のママチャリ買わなくてもいいだろうに・・・・・。まあ アンチャンになってるのね君も。

購入して1ヶ月ほど経過しましたが、彼のママチャリ熱が覚める様子は有りません。こないだは、夜の8時頃次男を荷台に載せ、通ってる中学校が見える広場まで二人乗りでナイトランをして来ました。その時の様子を後で次男に聞くと・・・・。
次男:中学校の見えるところについて僕が(次男)いろいろ見ていたら。後ろでゴソゴソ自転車をいじっていたお兄ちゃんが急にコッチを見て「ケンスケ(次男)! いっしょに自転車で四国一周しようぜ」といったそうです。
父 :で ケンスケはどう返事したの?
次男:おもしろい!行こう 行こう と言ったよ。
さてもう一つ。長男の雰囲気が変わりつつあるうちの一つに、弟と仲良くなっているという事があります。コッチは心当たりがあります。二人で風呂場で騒いだり、寝る前に柔道の真似をしたり、お互いに笑わせっこしたり、アイポットを二人で聞いていたり。長男の方が多少幼いのと、次男が大人びてるのでバランスがいいのかもしれませんが、兄弟仲がいいのは見ていて嬉しいものです。
で、何故長男が自分でいろいろ決めるようになったのか?弟と仲良くなってるのか?それに本来ウザイであろう父親と一緒にツーリングに行こうといったり、家族の団欒時でもニコニコしてるのか? 難しい年代のお子さんをお持ちの方もいらっしゃるでしょうから私の心当たりを披露して置きます。但しあくまでこの事例は兎屋一家の事なので、他で試して上手く行くかどうかはわかりませんが。それに私の性格も有るので・・・・。
その事例とは。もともと細かい私です。子供の未来の嫁さん達にはきっと警戒され嫌われると思っています。何事につけても先を読んでというか、自然に先が見えてしまって気になって仕方無い性分です。子供に対しても食事の作法から言葉使い、朝から晩まで口うるさく、当然勉強についてもあれこれやってきました。それで良いのだと強く信じていました。しかし長男が思春期に入ってくると、今までのように行かなくなってきました。
この(行かなくなって来た)というのも上手く行かなくなったというのではなく、このままでは行かなくなるだろうと自然に思ったのです。で どうするか?子供達とどのようにして関わっていくか?いろいろ試して1年強過ぎた結果が(何も言わない)という事です。まあ私の性格なのでつい言ってしまう事も多いのですが、それでも自分では子供にはもう細かい事を言わないようにしよう。と思ったり、家族や長男の前で宣言しています。宣言しましたでは無く、日々宣言するという事でつい口出ししてしまう自分を抑えています。不思議にすこし慣れてきました。
そんな事を2週間もやってると、今まで暗い顔をしていた長男が昔のようになって来たのです。そして子供の頃のように笑い顔が多くなってきました。ショボイですが勉強も自分でするようにもなりました。そういう姿を見てると今まで自分の歩いて来た様な人生を歩ませたくないと思うようになって来ました。で、どうするのか・・・・・。
今 その事をいっしょうけんめい考えています。これからの難しい社会をどうやって生きていくのか?そして一つの方向が見えてきています。コレが良いのか悪いのかはわかりませんが、精いっぱい前向きに生きていく気持ちがあれば、どこで何をしても大丈夫だと思っています。そういう気持ちを子供達に持ってもらう為に、今年もチャレンジしなくてはいけませんね。ファイト!
注)この記事は2006年3月24日(旧)兎屋ブログからの転載です。
[…] 夕べは家族で遅くまでTVを見ていたのですが、その後ネットで釣りサイトを覗いたりしているうちにどうしても川=竿=釣りをして見たくなったようです。家内曰く「夜、外に出て空を見たら星がきれいで天気が良いと思った」ので竿を持って、例のママチャリで相模川に向ったのです。 […]
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