あぁ 時間の経つのが早い事・・・・。あっという間に日曜日です。例のホームページ作りはいよいよ佳境に入って来ました・・・・・。と自分で思いながら。実はもう限界に来ています。大げさかな?思えば去年の今頃もこんな事やっていましたよ。ホームページ作りをね。そのホームページとは現行のホームページのことですが、こうやって一人で(強力なパソコンの先生がいろいろ助言してくれています)作ってるといろんなことを考えます。

このホームページは人に作ってもらったので(もちろん有料です)更新がやりにくかったのと、いちいち作った方に更新お願いをするのが億劫で、且つ、間違いも多くなかなか伝わらないと言うことで、(当然月々の管理料や更新、増量の代金が掛かります・・・・結局頼まずじまいでしたが)折角作った(大枚はたいて)のを早々と壊すのはもったいないので、自分でちょこちょこ改造していました。雰囲気は残しつつ変えていったのですが、やはりそんな事ではまずいと言う事がわかり、この際だからということでホームページ更新に取り掛かったのです。
・・・・・もう1ヶ月半もやってますが、作っては壊し、作っては捨てを続けて、今作ってるので5回目かな?途中まで作ったのを、やり直す為に捨てると大体3日は何もする気が起きません。・・・・・で夜も気になってイライラしていますが、イライラしてるだけじゃ何も変わらないので、また気を取り直して、1から作り始めます。 まるで「賽の河原」ですね・・・・・。
物を販売する方法として、ホームページを作りネットに公開し通信販売する今の方法はインターネットの普及に伴い広く行われていますが、このインターネット+ショッピングカートのパターンが広まってきたのは5~6年前でしょう、実はこのインターネットの普及と紙バンド手芸の広まりは時期的に同じです。手芸店ではあまり見られない紙バンドですが、紙バンド手芸をされる方はほとんどインターネットで材料をお求めになってるのではないでしょうか?コレが何を意味するかは皆さんでお考え下さるとして、確実に物の流れと境界線が変わってると言う事は間違いないでしょう。たまたま紙バンドで考えていますが、日本中のすべての物の動きが変わっていますね。農産物から電化製品まで、サービス業さえも。
私がこの商売を始めたのは今から5年前です。その2年前にはすでに紙バンドに関わっていました。当時は製紙会社の営業として静岡(富士地区)の加工屋さんに顔を出していましたが、当時カラーの原紙が静岡で作られていない事が不満で、自社で生産出来ないかと考えたのが始まりでした。しかし機械の古さと、工場の考え方の違いでとても自社では紙を抄けないと悟り、自分の会社の仕事はそこそこにして、四国のツテをフル活用しとうとう一軒の小さな製紙会社にたどり着きました。
本来紙を買う場合は、町の文房具屋さんか紙屋さん、最近ではホームセンターやコンビニで買えますが、そこで求める事の出来るのは、画用紙、工作用紙、紙製品としての用紙、コピー用紙、専門店なら、ファンシー紙、和紙までです。当然紙バンド用の原紙なんて一般の方が購入しようとしてもまず無理でしょう。なぜならそれらは特別なルートでしか取引されていないし、仮に買えたとしても、スグに加工しなければ意味が無いからです。私が独立をして、紙バンド専門店として「兎屋」を始めようとした時のハードルとしてまず考えたのが、このルートでした。
実績のない個人が直接製紙会社に行っても門前払いがあたりまえ、先方の製紙会社さんの立場で考えればわかることでも有りますし、従来から既に取引をしている代理店や商社も有ります。そこであれこれ手を尽くし、人にお願いし、方々へ手紙を書いたり、時間を頂いてお願いに上がったり・・・・。神奈川県と四国を新幹線で日帰りなんてのもしょっちゅうでした。そうやっているうちにすこしづつ穴が埋まっていき、最後には快くお引き受けくださるまでになりました。で、紙を確保したら次は紙バンドの加工屋さんです。コレはもっと厄介です。なぜなら製紙会社に比べて紙バンドの加工屋さんの数がとても少ないのです。しかもほとんどが静岡地区に集中しており、お互いに牽制しているのでうまく行くとは思っていなかったので、四国で唯一の紙バンド加工屋さんにかけることにしました。
製紙工場探し・・・実は自信がありました。しかし、たった一軒の紙バンド加工屋さんがだめだったら、私は「兎屋」は止める積りでしたし、コレは自信が有ったとは言えない状況でしたので製紙会社さんにアプローチした以上に念入りに調査し、動いてくださる方にもいろいろ情報をお教えし、話の進め方の(せりふ集)まで作りお渡ししました。「逢っても良いよ」というお返事をいただくまでの長かった事。 従来のルートでは「兎屋」は成り立たないし、面白くもない!面白くなかったら、ただの手芸屋になってしまう、・・・・・続かない・・・・・と考えていたので、ルートが開けそうになった時の喜びはひとしおでした。マイナーな紙バンドの世界で隙間を求めて歩いているので、人はあまり気づいていませんが・・・・・。 続く・・・・えっ?続くのぉ!
注)この記事は2006年2月19日(旧)兎屋ブログからの転載です。