年末年始は旅の予定で、本当なら今日は奈良でしたが、予定が変わり昨夜遅く神奈川に帰ってきました。そこで旅先で撮ってきた写真を少しUPして見ます。今日は愛媛県南部(南予:なんよ)の海岸の風景です。
このあたりの海は豊後水道と言い、向かいは大分県です。黒潮が注ぎ込むので海は暖かで魚の種類も豊富です、各種魚の養殖が盛んで、「鯛」が有名です。また「真珠」の養殖も盛んに行われており、生産量、品質ともに日本一を誇っています。ただし養殖の大敵である「赤潮」も度々発生しており、時に深刻な影響、被害を受けています。
上の撮影場所から数キロ行った所で、「須の川海岸」というあたりです。今はキャンプ場など設備が整っていますが、私が子供の頃は単に国道56号沿いの海岸で、家族4人で貝拾いに行き、タニシほどの小さな巻貝をバケツにいっぱい採集し、持ち帰って茹で、待ち針でほじくって小さな身を食べてました。おやつ代わりですが時々真っ赤になったヤドカリなどが出てきて、ワイワイいいながら食べてました。あの貝はいったい何だったのでしょうか?

この日は晴天で海も穏やかでした。日本海側の地方や北の方にはうらやましい風景だと思います。これは12月29日の絵です。ただしこのあたりまで来る途中では、四国でも珍しく雪が積もっている場所もたくさんありました。私の本籍がある宇和盆地は南予海岸地方とはまったく趣の違う地域で、信州の雰囲気がある地方です。四国は小さい島ですがいろんな表情がある土地でもあります。
あまりに天気が良いので陽炎が立ち上っているので島が浮いているように見えます。
注)この記事は2005年12月31日(旧)兎屋ブログからの転載です。