鎌倉小町通り 2005

日曜、藤沢市から江ノ電にのって鎌倉へ行って来ました。

別に何か目的があるわけでもなく、このところ忙しかったので気晴らしにと思い立ったのです。次男も江ノ電に乗せてやりたかったので、いっしょに行く事になりました。当然先頭車両の運転席の後ろにへばりついてました。江ノ電(エノデン)とは江ノ島電鉄株式会社の運営する軌道を走る電車の事を指していて、その愛らしい電車と、江ノ島、鎌倉という観光地を結ぶ路線の為、多くの観光客の方が乗車されています。藤沢から江ノ島までは住宅地の間を縫って走りますが、割と単調です。しかし江ノ島駅からは風景が一変します。ここからが江ノ電の真骨頂です。

先ず駅を出てすぐに道路に出ます・・・。? 路面電車状態になるということです。次駅の腰越駅(義経の腰越状が思い出されます)までずっと路面電車ですが、車両を4輌連結してるので、運転手も安全に気を配ってます。車も道路端によけて待ってますが、寄せ方が甘い車も要るので、その度に電車は停車し、運転手が窓から注意をしています。腰越駅まで数百mですが時間はタップリかかります。腰越駅を出ると、電車は海岸に出ます。この日は快晴だったので、海の風景もよく、遠く三浦半島までくっきりと見えました。その後は海岸を走ったり、路地裏の様な所を走ったりして、35分ほどで鎌倉駅に到着です。

実は江ノ島駅から長谷駅まで私の周りを取り囲んでいた、韓国人家族(7~8人)の方の会話が気になっていました。話し言葉でいろいろ会話されてるのですが、ヒヤリングと雰囲気で40%ぐらいは判りました。本当は話しかけたかったのですが、勇気が無く残念でした。

鎌倉に着くと観光客のほとんどの方は、先ず小町通り商店街方面に向います。商店街と言っても、八百屋や魚屋が有るわけではなく、ほとんど観光客相手の土産物屋か、食べ物屋です。しかしこの鎌倉は関東に居ながらにして、古都京都の趣を得られる貴重な町のため、沢山の方がいらしてます。修学旅行生、年配のグループの方、外国人の方が多いですが、なんと行ってもアベックが目立ちますね。こういうところは女性が好むので、片方の男性陣は引っ張られてきた・・・。または せがまれて来た・・・。という様子がありありと見受けられましたね。

(大変だぁ)・・・で、その商店街で面白い店を見つけました。石屋です。石屋と言っても墓石や灯篭を売ってるのではなく、きれいな色とりどりの石をコレでもか!って言うほど並べています。アクセサリーに使う石の事なら何でも揃いそうです。この写真のところには、飴玉みたいな石が色別に並べられています。

あまりに色が鮮やかなので、手にとって暫く眺めてました。黄色の石なんて食べることが出来そうです。で!思いついたのです。コレが専門店なんだな。石しかないけど石なら何でもあるゾ。 なるほど兎屋も紙バンドしかないけど紙バンドなら何でもあるゾ だな・・・。

そう考えるともう一度店を見回して見ました。お客さんは楽しそうに思い思いの石を手にとって親子で、あるいは友達と話してます。小さな店ですが、店内はお客さんでいっぱいです。店員の数も多いようです。!2階も有るようです。石しかないけど、石ならなんでも有る・・・か・・・。勉強させて頂きました。感謝の気持ちで一つ買って行きました。(もっと兎屋をがんばろう)と思いながら・・・。

注)この記事は2005年10月26日(旧)兎屋ブログからの転載です。