3日ほど前
長男:「お母さん・・・もう一度あそこ行きて~」
って当然言い始めました。・・・私は黙って横で聞いていましたが、スグに「!」判りました。

長男:「この前信州に行った帰りに寄った木の所で採れなかったヒメオオクワガタだけど、ヒラタクワガタだったような気がする、もう一度連れて行ってくれ・・・」
母 :「え~~~ッ 無理よ~~~」
長男:「頼むから~~~」
母 :「無理です。 そんな事より宿題はどうなったの?」
この夏、信州の帰りに寄った「木」とは長野県長谷村非持の信号から芝平峠を越え、金沢林道を下って、茅野市青柳に至る林道沿いの ある「木」の事です。ほとんど人の居ない林道を(途中からダート道になります)たどっている途中で、次男が小用の為、車を停めて小休止したとたん、普段はグズグズの長男は車を飛び出して100m程戻り、林道脇の「木」となにやら格闘してるようです。
遠くからその様子を見ていましたが、その「木」の周りをぐるぐる回ったり、けったり、登ろうとしたりしています。終いには拾った枝でなにやら突っついています。なかなか「木」から離れないので「いい加減にしろ!もう行くぞ」といってその行為をやめさせましたが、車に戻って来て開口一番「あと5分待ってくれたらクワガタを採れたのに・・・」と言って実に残念そうにしていましたが、きりが無いし、既に午前中別の河原で2匹ゲットしてるのでここはあきらめさせました。
本人いわく「穴の中に潜んでいるのを見つけ、手では取れないので皮をはがしたり、反対側に穴を開けて棒で突いたりしたんだ」
「お前!木の皮をはいでええと思うンか!」
「お前の欲望でそんな事したらいけんやろ! あほか!」
と思いっきり怒鳴りました。
その時はそれで終わりましたが、まさか半月も前の事が気になっていたとは・・コレが「執念」というのかな。高校生になって原付バイクに乗り始めたら、信州中のクヌギ、ヤナギ、など全部見て回る勢いです。そのままだと北海道に一人でツーリングに行っても途中で目的が昆虫採集に変わるでしょうね。それはそれでいいけど・・。
注)この記事は2005年9月10日(旧)兎屋ブログからの転載です。