先週「足柄山の白くま」さん方にお邪魔し、クワガタワールドにタップリ浸って来ました。(クワガタの話は沢山有るのでその話題はまた別の日に・・・)その際、近くのクワガタポイントを数箇所教えて頂きましたが、台風の去った直後でもあり、クワガタをゲットすることはかないませんでした。しかし代わりに採集出来たのが「タマムシ」です。

クワガタやカブトムシは夏が来るたびに採集活動に励んでいるので、毎年多数捕まえてますが、タマムシやハンミョウなどは特に採集の対象ではないので、見つけたら捕まえるということになります。タマムシは以前「静岡県富士宮市」に住んでた時、毎年決まったように1匹、庭に飛んでくるのでその度に捕まえてましたが、そのきれいな羽模様はカブト、クワガタとは違った美しさで、見とれてしまうものでした。なぜタマムシの羽模様は光るのかも興味が出ました。図鑑で調べると光って見えるというのが正確なのですが、それは何層にも重なった羽根の構造で得られる効果ということだそうです。そうやって調べるといろいろ判って来ますが、何よりその羽根の美しさには惹かれます。

タマムシは3年間樹中で過し、その後表に出て羽化しますが、羽化後は約3週間で死んでしまうそうです。セミと同じような一生ですね。子孫を残す為に成虫になり、その役目を終えたら速やかにその一生を終えてしまうのですね。机の上に花瓶を置き、取ってきた「エノキ」の小枝を挿して、そこにタマムシを付けると、枝をくまなく歩き回り、安定したところでじっとしています。時々飛んで行きますが、また元に戻してやりながら観察しています。宿題をするときも、ご飯を食べるときも、生でタマムシを観察してます。
注)この記事は2005年8月29日(旧)兎屋ブログからの転載です。