今回の採集結果はあまり芳しいものでは有りませんでした。季節的にまだ早かったのと、風がちょっと強かったので、タイドプールの海面に漣(さざなみ)が発生して中が良く見えませんでした。
でもそういうことは親が考える事で、子供はそんなことは気にしませんね。あちこちに点在する大小の海水だまりをくまなく見て行きます。そして先ず手にするのが小さいカニですね。これはシオマネキのように片方のつめが大きくなっています。このカニの本名は「カニモドキ」と言いうらしいです。こういう知識は子供の方が断然ありますね。これはクモの仲間と言うことで、そういえば足が(つめも含む)全部で8本です。・・・言われてみればそうだなぁ・・・カニは10本だものね。
これは磯浜の常連ヤドカリです。小さな貝殻の中に、器用に大きい体を潜り込ませてます。貝殻を背負って歩いてる様子はなかなか楽しいですね。カニもヤドカリもあちこちで見れるので、スグに飽きてしまいます。
海岸近くではあまりめぼしい獲物がいませんでしたが、三ツ石下まで来るとこういうのがいます。「アメフラシ」「ウミウシ」の類です。私は触れませんが、私以外の家族は全員触ります。きれいな斑点模様です。この仲間には色の派手なものもいるようですが、ここにはいませんでした。色の派手なものは何か毒でも持ってそうで怖いですね。平気、平気と言いながら何でもさわってると痛い目に会うので気をつけましょう・・・。
今回の「三ツ石」は天気もよく気持ちが良かったのですが、やはり獲物がたくさん無いとつまりません。夏に再度トライして、ぜひ蛸などを写真に収めたいです。
注)この記事は2005年4月22日(旧)兎屋ブログからの転載です。