真鶴町三ツ石(その1)2005

もともと兎一家は外で採集したりする事が多く、子供達も海に行ったら磯で遊ぶ。山に行ったら林や藪の中で遊ぶのが大好きです。この日曜は天気も良いということで、気象情報で潮の干潮時刻を確認し神奈川県真鶴町の真鶴岬の先にある、景勝「三ツ石」に行って来ました。私は初めてですが、私以外の家族はすでに2~3回来てます。

特に長男中2ですが、前夜からうきうきで、何を持っていこうかと、紙に書き出してました。網3本、ナイフ、水槽、バケツ、ゾウリ、鍬、望遠鏡、マイナスドライバー、火バサミ、杖?、金属バット? ??私には理解できないものも準備万端揃えていました。彼の頭の中は、あすの磯遊びがすごい冒険のようになっているのでしょう。

で、来て見たら潮も引いてて、良い具合です。いつもは先の「三ツ石」まで海が有るので歩いてはいけませんが、月に2~3回は潮の関係でこの様に成っていて、歩いていけます。でも、ちゃんと潮の干潮時刻を調べて置かないと、磯遊びが出来ませんよ。それに、下手に歩いて行って帰れないような事になったら、顰蹙(ひんしゅく)物なので、自己責任で遊んでください。

この「三ツ石」までは釣り人以外はあまり行かないようです。手前の海岸には、家族づれ、カップル、シニアさんの団体、カブスカウト、などなど来て遊んでましたが、だれも行きませんね。兎一家は「三ツ石」まで行くのが目的で来てるので、軽く手前の海岸で遊んだり、弁当を食べながら、更に潮が引くのを待っていました。当日の干潮時刻は 17:40分ごろという事でした。

潮の具合もいい頃、「いこうか」ということで、だらだら歩き始めました。「三ツ石」周辺はゴロ石ばかりで大変歩きにくい所なので気をつけながら行きます。途中の難所はこの写真のようになっていて、歩道なんかは当然ありませんし、子供達は小さいのではじめから靴をぬらして バシャバシャ歩きます。真ん中は右も左も海で、風に乗って潮が降りかかるので気持ちいいですが、ちょっと怖いかも・・。
「三ツ石」まで片道20分ぐらい掛かります。近くに見えるのですが、足場が悪いので意外に時間が掛かります。でもあまり人が来ないので、ごみも少なくきれいです。「三ツ石」にはロープが渡してありロープから更に数本のロープがたらして有ります。本来は藁で作った注連縄(しめなわ)を張りたいところでしょうが、お金も掛かるし、耐久性もあるし、ということでビニール製のロープで済ませて居ました。

この写真は注連縄(しめなわ)をくぐって陸地の方を振り返って撮ったものです。注連縄をくぐると、神の領域に入った気がして、おごそかに成ります。岩の配置の関係で風の通り道に成ってるので、気温もいくらか低いようです。くぼ地に入ると急に静かになったりして、八百万の神様を信じた昔の日本人はいろんな所に注連縄を張りますが、この場所もその条件に入っているように思えました。

私が一人で感慨にふけっているときも、中2男子は磯の隙間の水溜りを一つ一つ、丁寧に見て回っています。彼はこの景勝「三ツ石」に来てから、弁当を食っているとき以外ずーーーーうっと 網や火バサミや素手で、隙間を探っています。:「お前 漁師さんに弟子入りしたら人生楽しいやろうなぁ」と言ってやりました。現代社会で子供達のこれからの進路が難しい時ですが、早めに好きな事を見つけて仕事に出来ること位幸せなことは有りませんね。中2男子(長男)を見てると、「勉強しろ!」といってる私がアホみたいに思えました。子供から教わることが多いです。

注)この記事は2005年4月18日(旧)兎屋ブログからの転載です。

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1件のコメント

  1. […] 次は・・・磯遊びです。砂浜が4km続く入野ビーチを抜けると磯海岸になり、丁度引き潮であちこちプールが出来ています。ここでも車を止めると同時に子供達は飛び出して行きます。そう云えば去年の同じ頃、兎屋一家は伊豆の三石海岸で磯遊びをしていました。カメラで風景を撮っていると三石と同じ風景に見えてきます。 […]

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