手芸と言えばビーズや各種キルト、トールペイントから毛糸などの編み物などスタンダードな位置を確立しています。しかし兎屋が提供している紙バンド手芸は、手芸のなかでは新参者の部類の為、まだその存在すら知らない方が多いのが現状です。しかしお店にいらっしゃるお客さんの中には「この紙バンドで昔、バックやカゴを作ったことが有りますよ」とおっしゃる方が多く、初めは単に梱包用の材料としての紙バンドを使って、いろいろ編んでらっしゃったのだと思っていました。
ところが、お客さんの中には「カラーの紙バンドも昔有りましたよ」といわれる方が少数ながらいらしてたので、不思議に思っていました。てっきり カラー紙バンドは数年前からのものだと思っていましたので・・・・・
ある日、四国中央市へ出張した時、兎屋が紙バンド加工をお願いしている加工会社さんで、その会社の先代社長が作っていらしたという紙バンドが残っているという事がわかり、早速お見せ頂きました。それがこの写真です。

今とは違った商品形態ですが、紛れも無く紙バンドで、専ら手芸用として工場直売方式で販売されていたとの事、九州地区をメインにお客さんを獲得されていたようですが、2~3年続けているうちに新潟方面まで販売されて居たようです。大体昭和40年代の話で、その時は一時的にブームに成ったようですが、いつしか忘れられて(–)倉庫にひっそり眠っていたとの事です。
今はインターネットでこういうマイナーな材料も全国に販売できますが、昔は手芸店などを通じて営業を掛けて行くしか方法がなく、メジャー材料の毛糸などに追いやられながらの販売だったと思います。インターネットが広まった数年前から、そのスピードと歩調をあわせるようにして手芸愛好家に浸透している紙バンドはまさにインターネット商品の申し子と言えるでしょうね。